錠剤が喉に引っかかる。40代になって嚥下力が落ちた俺の「ゼリー」活用法

昔は一気に5錠くらい飲めたのに

20代の頃は、サプリメントを掌に山盛りにして、水で一気に流し込んでも何ともなかった。
だが最近、たった1錠の風邪薬や、毎朝の血圧の薬が、喉の途中で「ピタッ」と張り付く感覚がある。

水を飲んでも流れない。食道のどこかに異物感が残り続け、しばらく胸が苦しい。
認めたくないが、これは明確な老化サインだ。「嚥下(えんげ)力」、つまり飲み込む力が落ちている上に、加齢で唾液の分泌量が減って口の中が乾いているからだ。

「薬を飲むのがストレス」
こう感じ始めると、飲み忘れの原因にもなる。無理して水で流し込もうとして誤嚥(ごえん)してむせると、本当に死ぬかと思うほど苦しい。

>>「また飲み忘れた」を防ぐ。100均ピルケースより優秀だった、俺流「薬の視える化」配置術

薬局の「服薬ゼリー」は毎日使うには高い

もちろん、薬局に行けば「おくすり飲めたね」のような専用ゼリーが売っている。
あれは素晴らしい発明だ。つるんと入る。
だが、毎日飲む常用薬のためにあれを買い続けるのは、コスト的に馬鹿にならない。1パック数百円するものを、ただ薬を飲むためだけに消費するのは、俺の財布事情が許さない。

そこで俺が目をつけたのが、スーパーやコンビニで売っている「パウチ型のゼロカロリーゼリー」だ。

スーパーの「ゼロカロリーゼリー」を代用する裏技

100円前後で売っている、蒟蒻畑やオリヒロなどのパウチゼリー(吸うタイプ)。
これを「服薬用」として冷蔵庫に常備しておく。

俺流の飲み方

  1. まず、スプーン1杯分のゼリーを口に含む(または直接吸う)。
  2. そのゼリーの中に、薬を埋め込むように放り込む。
  3. ゼリーごと「つるん」と飲み込む。
  4. 最後に水を一口飲む。

これだけで、喉への引っ掛かりは完全に消滅する。
ゼロカロリーのものを選べば、血糖値や中性脂肪を気にしている俺たちでも罪悪感がない。

>>空腹で眠れない夜に。血糖値を爆上げせずに満腹感を得る「飲む」裏技

【重要】絶対に選んではいけない「味」がある

ただし、ここで一つだけ致命的な注意点がある。
適当に好きな味を買ってはいけない。

「グレープフルーツ味」は絶対に避けること。

高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)や、一部の脂質異常症治療薬を飲んでいる場合、グレープフルーツに含まれる成分が薬の分解を妨げ、効きすぎて副作用が出る危険性がある。
医者や薬剤師に「グレープフルーツジュースで飲まないでくださいね」と言われたことがあるはずだ。それはゼリーでも同じだ。

俺の推奨は「マスカット味」「リンゴ味」だ。
これらは薬の苦味をマスキングしてくれるし、大抵の薬との飲み合わせに問題がない(※念のため、自分の薬の説明書は読んでくれ)。

カプセル剤は「下を向いて」飲む

ゼリーがない時の小技も紹介しておこう。
薬を飲む時、多くの人が「上を向いて」流し込もうとする。だが、これは錠剤(重い薬)の場合だ。

カプセル剤(軽い薬)の場合、水に浮く性質がある。
だから上を向くと、カプセルが口の奥ではなく手前(歯の方)に浮いてきてしまい、水だけ飲み込んでカプセルが残る現象が起きる。

カプセルを飲むときは、水を含んだ状態で「下を向いて」飲み込む。
こうするとカプセルが喉の奥(食道の入り口)に浮いてくるので、スムーズに入っていく。

「薬を減らす」のが究極の解決策だが…

一番いいのは、こんな工夫をしなくてもいいように、薬の量を減らすことだ。
だが、サプリメントに関しては自分でコントロールできる。
「健康のために」と飲み始めたサプリが、喉を詰まらせてストレス源になっているなら本末転倒だ。

次回は、惰性で飲み続けているサプリメントを整理し、飲む量を物理的に減らす「断捨離」について話そう。

>>サプリの種類が増えすぎて「何のために飲んでるか」わからなくなった時の整理術

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