病院の待合室が暇すぎる。血圧が上がらないように俺が読んでいる「無になれる」本・マンガ

「予約したのに1時間待ち」は修行の場だ

総合病院の待合室。あそこは精神と時の部屋だ。
予約票には「10:00〜10:30」と書いてあるのに、呼ばれるのは平気で11時を過ぎる。

周りからはゴホゴホという咳や、看護師さんの慌ただしい足音が聞こえる。
「俺の番はまだか?」とイライラし始めると、交感神経が優位になり、血管が収縮する。
その状態で診察室に入り、血圧を測るとどうなるか。
「白衣高血圧」の完成だ。普段は正常なのに、病院で測る時だけ数値が跳ね上がり、医者に「うーん、お薬増やしましょうか」と言われてしまう。

待合室でのミッションはただ一つ。
「いかに『無』になり、心拍数を下げた状態で診察に挑めるか」だ。

絶対にやってはいけない「3つの暇つぶし」

スマホがあるから暇つぶしは簡単だ、と思うかもしれない。だが、40代の俺たちがやってはいけないNG行動がある。

  1. 仕事のメールチェック
    「あの案件どうなった?」というチャットを見た瞬間、血圧は10上がる。病院に来てまで社畜になるな。
  2. ニュースサイトのコメント欄巡回
    世の中への怒りや、不毛なレスバトルを見ているとアドレナリンが出る。今は戦う時じゃない。
  3. 自分の症状の検索
    「右脇腹 鈍痛」とか検索するな。癌の可能性ばかり出てきて不安で心臓が早鐘を打つ。

>>「要再検査」の封筒が届いた日の絶望と、再検査に行くまでの恐怖を吐き出す

俺が選ぶ「血圧を下げる」コンテンツ

では何を見るべきか。正解は「毒にも薬にもならない、脳を使わないコンテンツ」だ。

1. 「日常系」のグルメマンガ

ストーリーが複雑なミステリーや、ハラハラするバトル物はダメだ。
おじさんがただ飯を食うだけのマンガ(『孤独のグルメ』系)や、キャンプをするだけのマンガがいい。
「腹減ったな…帰りに何食おうか」
思考を平和な方向へ誘導することで、副交感神経を優位にする。

2. ノイズキャンセリング × 落語(または焚き火音)

待合室の「音」はストレス源だ。
俺はノイズキャンセリングイヤホンを装着し、Audible(オーディオブック)で「落語」を聞いている。
落語はいい。人が死なないし、リズムが心地よい子守唄代わりになる。
あるいはYouTubeで「焚き火の音」や「雨の音」を流し続ける。目を閉じて深呼吸すれば、そこは病院ではなくキャンプ場だ。

3. Kindleで「写真集」や「画集」を眺める

文字を読むと目が疲れるし、脳が動いてしまう。
Kindle Unlimitedで、世界の絶景写真集や、猫の写真集をパラパラめくる。
「情報は入れない。ビジュアルだけ入れる」。これが脳を休めるコツだ。

スマホの充電が切れたら「ドローイン」だ

最悪なのが、待ち時間が長すぎてスマホの充電が切れた時だ。
雑誌コーナーにあるのは、ボロボロになった『週刊現代』か『オレンジページ』だけ。
そんな時は、潔くスマホをしまい、「隠れ筋トレ」の時間に充てる。

椅子に深く座り、息を吐きながら腹を凹ませる。
誰にも気づかれずに内臓脂肪を燃やすチャンスだ。

>>内臓脂肪はお腹をつまめない?パンパンに張った腹を凹ませる「ドローイン」呼吸法

名前を呼ばれたら、ゆっくり立ち上がれ

「〇〇さーん」
名前を呼ばれても、ガバっと急に立ち上がってはいけない。
急な動作は血圧を変動させる。
「はい」と小さく返事をし、ゆっくりと立ち上がり、深呼吸を一つして診察室へ向かう。
これこそが、E判定常連の俺が身につけた、医者と対峙するための「禅」の作法だ。

さて、診察が終われば現実に戻る。
医者に「内臓脂肪レベルが高いですね」と釘を刺されたあなた。
そもそも「内臓脂肪レベル」とは何なのか? 体重は普通なのに腹だけ出ている「隠れ肥満」の恐怖について、次回解説しよう。

>>内臓脂肪レベルって何?標準体重なのに腹だけ出ている「隠れ肥満」の恐怖

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