薬のシート(PTP)は、カバンの中の「凶器」だ
出張の準備をしている時、地味に困るのが薬の持ち運びだ。
2泊3日なら、朝晩合わせて4〜6錠あればいい。14錠入りのシートごと持っていくのは嵩張るし、邪魔だ。
だからと言って、必要な分だけハサミで切り取るとどうなるか。
切り口のプラスチックが鋭利な刃物のように尖り、ポーチの内側を傷つけたり、うっかり指に刺さって流血沙汰になったりする。
かといって財布の小銭入れに放り込むと、硬貨と揉まれてアルミ箔が破れ、錠剤が粉々になって悲惨なことになる(経験済み)。
「たかが薬、されど薬」。
俺たち40代のビジネスマンにとって、薬をスマートに持ち運べるかどうかは、リスク管理能力そのものだ。
ハサミで「角を丸く切る」のは面倒すぎる
ネットで検索すると「角を丸く切りましょう」という丁寧な暮らしのアドバイスが出てくる。
忙しい出発前の朝に、そんな工作をしている暇はない。
俺が求めているのは、「バキッと折って、放り込むだけ」で完結し、かつカバンの中で行方不明にならず、押し潰されない強度を持ったケースだ。
最適解は無印良品の「あの小物ケース」だった
いろいろ試した結果、たどり着いたのが無印良品の「ポリプロピレン小物ケース・SS」(またはヘアピンケース)だ。
値段は数十円〜100円程度。
これの何が凄いかと言うと、一般的な錠剤のシートを「2錠分」または「4錠分」に割ったサイズと、恐ろしいほどシンデレラフィットするのだ。
- サイズ感:
名刺より遥かに小さい。スーツの内ポケットに入れても膨らまない。 - 強度:
ハードケースなので、満員電車でカバンが押しつぶされても中の薬は無事だ。 - 視認性:
半透明なので、外から見て「あと何錠あるか」が一発で分かる。
100均なら「SDカードケース」を流用しろ
近くに無印がない場合は、100均(セリアやダイソー)に行け。
薬売り場にあるピルケースは無駄に大きかったり、部屋が分かれすぎていて使いにくい。
狙い目は「SDカードケース」だ。
薄くて硬く、密閉性が高い。これが薬のシートを入れるのに丁度いい。
「これは薬入れではない、デジタルガジェットの収納だ」という顔をして持ち歩けるので、取り出した時に生活感が出すぎないのもメリットだ。
「予備」を必ず1日分多く入れる法則
ケースが決まったら、中身のルールだ。
俺は2泊3日の出張なら、必ず「3泊4日分」の薬を入れるようにしている。
- 新幹線が止まって帰れなくなるかもしれない。
- 飲み会の席で、うっかり落としてしまうかもしれない。
- 急な接待で、飲むタイミングを逃してズレ込むかもしれない。
「予備を持っている」という安心感が、出張中のストレスを軽減し、血圧の安定にも寄与する(はずだ)。
>>「また飲み忘れた」を防ぐ。100均ピルケースより優秀だった、俺流「薬の視える化」配置術
スマートに飲むのも「大人のマナー」
会食の後、ガサゴソと薬の袋を取り出し、バリバリとシートを破るのは、いかにも「病人」という感じで相手に気を遣わせる。
専用のミニケースからスッと取り出し、水でサッと流し込む。
これなら「サプリメントかな?」程度にしか思われない。
さて、持ち運びの問題は解決した。
だが、40代の体には「錠剤そのものが飲みにくい」という新たな問題が発生してくる。
昔は一気に飲めたのに、最近喉に引っかかる…そんな嚥下力の低下を感じている同志に、次なるハックを授けよう。

