妻の料理が「脂っこい」と言えない俺の、食卓での静かなる抵抗(脂質カット術)

「唐揚げ」は愛の形だが、血管への爆撃でもある

帰宅すると、食卓には山盛りの唐揚げ。あるいは天ぷら。とんかつ。
妻は笑顔で「スーパーで特売だったから」と言う。

新婚当初なら歓喜しただろう。だが、中性脂肪とLDLコレステロールが基準値を突破した今の俺にとって、茶色いおかずの山は「脂質の塊」にしか見えない。
しかし、「もっとヘルシーなものにしてくれ」とは口が裂けても言えない。それを言った瞬間、家庭内の空気は冷え込み、俺の夕食が「カップ麺」に格下げされるリスクがあるからだ。

外での飲み会なら、店を選んだり、こっそり残したりできる。

>>付き合いの飲み会、ラーメン。断れない時の「食前・食後」の悪あがきマニュアル

だが、食卓は逃げ場のない密室だ。
俺に残された道は、出された料理を感謝して食べつつ、「物理的かつ隠密に脂質をカットする」ことだけである。

【工作1】キッチンペーパーによる「吸油」オペレーション

俺の席の横には、常にボックスティッシュとキッチンペーパーが置いてある。
「手が汚れるからね」という建前で、唐揚げを口に運ぶ直前、一瞬だけキッチンペーパーの上にワンバウンドさせる。

ギュッと押し付けてはいけない。妻に見つかる。「あくまで置いただけ」を装いながら、表面のギトギトした油を紙に吸わせるのだ。
たったこれだけでも、数グラムの脂質(=数十カロリー)をカットできる。塵も積もれば脂肪となる。このひと手間を侮ってはいけない。

【工作2】白米を捨て、豆腐を配備する

おかずがハイカロリーな揚げ物である以上、主食で帳尻を合わせるしかない。
ここでもし、大盛りご飯をかきこんでしまえば、「糖質×脂質」の最悪のコンボが決まり、内臓脂肪一直線だ。

だからこそ、揚げ物の日は絶対に「豆腐ご飯」を発動させる。

>>「糖質制限がつらい」と嘆く前に。白米を半分豆腐に変えたら意外といけた話

おかずの味が濃いので、豆腐の味気なさは完全に消える。
「唐揚げを存分に楽しむために、俺はあえて米を減らしているんだ」というポーズを取れば、妻も不機嫌にはならない(はずだ)。

【工作3】「衣」を剥がす禁断の秘技(バレ厳禁)

これはリスクが高いので推奨はしないが、俺が追い詰められた時に使う手だ。
3個目以降の唐揚げや天ぷらに対し、口の中で巧みに肉(具)だけを食べ、衣の厚い部分を残す。

皿に残すとバレる。どうするか?
あらかじめ用意しておいた「大量のサラダ」や「キャベツの千切り」の中に、残した衣を紛れ込ませて、最後にまとめてティッシュに包んでゴミ箱へ捨てる(※自己責任で頼む)。

本当は食べ物を粗末にしたくない。だが、俺が倒れたら家族が路頭に迷う。
これは「家族を守るための廃棄」なのだと自分に言い聞かせている。

【食後】黒いお茶で洗い流す

食事が終わったら、すぐに「プーアル茶」か「黒烏龍茶」を飲む。
トクホであればベストだが、高くて毎日飲めないなら、普通の濃いお茶でいい。

科学的にどれだけ脂が流れるかは分からない。だが、「俺は対策をした」という事実が、食後の罪悪感を消し、ストレスによる深夜のドカ食いを防いでくれる。

>>空腹で眠れない夜に。血糖値を爆上げせずに満腹感を得る「飲む」裏技

まとめ:家庭の平和と健康はトレードオフじゃない

妻の料理は美味しい。それは間違いない。
だが、40代の体にとって、10代の息子と同じメニューは毒になることもある。

「美味しいね」と言葉で愛を伝えつつ、手元では冷静に脂を拭き取る。
この二面性こそが、中年サラリーマンが家庭と健康の両方で生き残るための処世術なのだ。

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